日本各地で大規模災害が発生している昨今、もはや「想定外」という言い訳が許されなくなってきています。

では、「想定している」ということはどういうことでしょうか。

それは、以前、防災関係の仕事をしていた時にも議論したことがあるのですが、「想像力」 だと思います。各地で起きた災害が、また自分のいる場所で起きたらどうなるか、を想像できるかが、災害への備え=「防災」の第一歩だと考えます。

先日、東日本大震災で被災したマンションの管理を受託していた管理会社の方のお話を伺う機会がありました。その中で印象に残ったのは、

「防災倉庫に防災備品を整備していても、その倉庫を開ける鍵を持った理事長、副理事長が仕事でいなかった。」

「防災倉庫などの鍵は本数が限られているため、暗唱番号で開くキーボックスで保管した方がよい。」

ということでした。

東日本大震災(平成23年東北地方太平洋沖地震)が発生したのは平日(金曜日)14時46分。お仕事をされている理事の方々は自宅のマンションには普通いない時間帯です。(かく言う私も当時の職場にいました。)

このようなことが「想像」でき、その状況への対応を考えられるかが、災害への備え、防災において最も重要だと改めて感じました。

投稿者プロフィール

木村誠司
木村誠司
28年間、地方公務員として、建築、都市計画、住宅、開発行政に従事。
自らが居住していたマンションで大規模修繕工事、管理委託契約見直しに尽力。
平成27年6月独立開業。マンション管理士・一級建築士